播州帆布

播州織の技術で復活、オリジナル帆布「播州帆布」。吸水性がよく丈夫さが特徴。ジーンズ、生活雑貨など用途は多彩です。

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国内で現存する最古の帆布は、江戸後期、播州高砂(現在の兵庫県高砂市)の工楽松右衛門(くらくまつえもん/1743~1813年)が織り上げたものです。

日本において最初に確認された帆布は、織田信長の帆船と言われています。 しかし、その帆は藁を編んだ「むしろ」で作られ、耐久性が乏しく、雨などに濡れると重くなり、操作が難しいものでした。

17世紀後半になると、小幅の木綿布を横に継ぎ足し、二枚重ねて刺し子のように縫い合わせた「刺帆」が登場しましたが、作り上げるのに手間がかかり、また布が薄かったため破れやすいものでした。

1785年、廻船(かいせん)問屋で船頭をしていた松右衛門が、苦労して改良を重ね、細糸をよりあわせた太糸で広幅(5尺8寸=176cm)の帆布を初めて織り上げました。 これが後に、「松右衛門帆」として全国の帆船に用いられるようになりました。

同じ播州の地で、播州織の技術を活かして復活させた帆布が「播州帆布」です。 「播州帆布」は、オックスフォード織(経引揃え平織)を用いて織り上げたオリジナルな帆布です。

オックスフォード織の特性である吸水性と、帆布の持つ丈夫さを兼ね備えた「播州帆布」は、生活の様々なシーンでの用途に耐えられるファブリックとして期待される播州織です。

龍馬ジーンズ

播州帆布を使用した「龍馬ジーンズ」
2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬を演じる福山雅治さんの衣装(袴)に採用された生地を使っています。

龍バッグ

播州帆布を使用した「龍バッグ」
「龍馬ジーンズ」と同じ生地を使っています。