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2016年02月20日
土工房 千楽 癒しの陶芸展
期間:2月17日(水)〜2月28日(日)
『やしろ鴨川の郷』内にある文化教室で月2回、陶芸の人形作りを教えられている高橋千津子さんと生徒さん7人による『土工房 千楽 癒しの陶芸展』が17日から始まりました。
陶人形、陶額と呼ばれる総数97点の作品がずらりと並び、ずっしりとした陶器の質感と、ふくよかな表情が何とも言えない惹きこまれる存在感を醸し出しています。
陶器という焼き物で、器やお皿ではなく、お人形やお地蔵様をはじめとしたこのような表現をされている試みは珍しいと思い、主催の高橋千津子さんにお話を伺ってみました。
まず何というジャンルに属するのですかと尋ねたところ、高橋さんに師事する先生からは陶人形、陶額というものになるのかなと言われたそうです。
高橋さんはもともと大阪の吹田にお住まいだった頃に陶芸を習い始め、最初はこのような陶人形ではなく、お皿や日常で使う陶器の器などを作っていたそうなのですが、初めて作品を出品するとなった時に、幼い頃自分のお雛様が欲しかった事を思い出し、陶器でお雛様を作って出品したところ見事コンクールで大賞を受賞。
当時陶器で人形を作るという事も珍しく、全くのオリジナルで素焼きの素朴な味わいを生かしたお雛様を作ったという事が受賞理由だったようです。
それ以来陶器でお地蔵さまやシーサーなど、オリジナルの作品をコツコツと作り続け、川西のギャラリーで個展も開いたりと経歴を重ねてこられました。
そして10年前に加東市に移り住まれ、4年前からやしろ鴨川の郷で陶芸のお地蔵さんをつくるコースを開設。
現在8人の生徒さんに囲まれ、和やかな雰囲気の中楽しそうに陶人形作りを楽しんでおられます。
中でも陶額の羅漢さんのシリーズ作品は圧巻です。
外はまだ寒い日が続きますが、だんだんと訪れる春の温かさを感じさせる、ほっこりとしたお地蔵さんたちの表情。
もちろん純和風の旧家の家屋の風情ともしっくりと馴染み、訪れるお客様みな一様に心地よい時間を過ごされているようでした。
広報:かぶたっく
2016年02月10日
うれしの学園生涯大学 絵画クラブ作品展
2016年2月3日(水)〜14日(日)
母屋ギャラリーでは期間中、兵庫県地域高齢者大学「うれしの学園生涯大学」の絵画クラブの皆さんによる作品展が開催されています。来住邸では、年に1度は作品展を開かれている常連さんとあって、楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
今回は29人による29作品が並びました。
風景画から静物画まで題材・画風はさまざま。
タイトルのネーミングにセンスを感じるものもあります。
いくつかご紹介します。
「アーレ川」
アーレ川はスイスを流れる河川。赤い屋根の家が連なるこの風景は首都ベルンと思われます。夏はこの川を泳いでいる人も多いとか。・・・作者はスイスへ行かれたのでしょうか。こんなきれいな景色を見てみたいものです。
「ふるさとの楠の木」
立派な楠木です。お国はどちらでしょうか? そういえば、先日、60代の男性が20代の若者に「あなたお国はどちら?」と尋ねておられましたが、「オクニ」の意味が通じていませんでした。ご出身は?と聞くよりも、お国は?のほうがなんとなく良い感じがする時もあります。。。よね。絵に関係ない話ですみません。
「空を飛ぶより家がいい」
鯉のぼりを見た時の鯉のひそかなつぶやきでしょうか。
「秋空の富士」
鳥になって空から眺めたようなアングルが秋空の爽快感を引き立てていて、清々しい気持ちになりました。
「祖谷のかずら橋」
阿波国、祖谷(いや)のかずら橋。日本三奇橋のひとつですね。3年ごとに架け替えられているそうですが、やっぱり渡る時は足がすくみそう。作者は渡られたのかな・・・
手前の絵のタイトルは「宝もの」。
お孫さんでしょうか。愛情いっぱいですね。
うれしの学園生涯大学では、平成28年度入学生を2月19日まで募集中です。ご興味のおありの方はぜひ問い合わせてみてはいかがでしょうか。
【問い合わせ先】
公益財団法人兵庫県生きがい創造協会
嬉野台生涯教育センター
TEL.0795-44-0712
http://www.hyogo-ikigai.jp/ureshino-bo/ureshino/danjo_chiikika/syougaidai/h26index.htm
今回の作品展が神戸新聞にも取り上げられました。
何かと忙しい日々の合間にほっと一息、絵画展へどうぞ。
(は)
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