旧来住家住宅からのお知らせ: 2015年05月履歴

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2015年05月22日

～魅惑の3Dアート　ふしぎの世界～シャドウボックス　ブライトンクラブ作品展

期間：5月16日（土）～5月31日（日）
　　　 10：00～18：00（最終日は17：00まで）

　西脇市在住の村上知子さん（アメリカシャドウボックス協会認定講師）が主宰する、シャドウボックス Brighton club（ブライトンクラブ）の教室生22名による作品展が、旧来住邸の母屋ギャラリーで開催されています。

　シャドウボックスとは、数枚（5枚程度）の同じ絵柄のプリントを部分的に切り抜き、高さを持たせながら幾重にも重ねあわせることによって、平面的な絵を立体的に仕上げる3Dアート。
17世紀のヨーロッパで広まり、フランス上流階級の婦人の間で流行しました。19世紀にはアメリカに渡り改良され、伝統的なハンドクラフトとして確立し現在に至るとのこと。

　クラブ主宰の村上さんは、西脇だけでなく、丹波市の山南や柏原でも隔週で教室を開いておられます。
教室生はそれぞれ好きな絵柄を選び、自分に合ったペースで作業をされています。
　また、その作業が緻密であればあるほど、よりリアルで完成度の高い作品となるそうで、教室生のお一人は、「制作中は一つのことに神経を集中させる事ができて、良い気分転換になります。」とおっしゃっていました。

　作品は、花や動物だけでなく、和柄や中世ヨーロッパを思わせる街並みなど多種多様なものが83点展示されています。あたかも登場人物が飛び出してきそうな立体感と、作品の奥行きの深さに、訪れた人は色んな角度から熱心に鑑賞しておられました。

　西脇ではなかなか見ることが出来ないような作品たち。
一度来られた方が、ご家族やお友達を連れてもう一度観に来られることも多いそう。
展示スペースでは教室生の方が交代で待機しておられますので詳しい解説も聞くことができます。
写真では伝わりきらない実物の緻密さと、額も含めた作品全体の面白さを是非ギャラリーでご覧になっていただきたいと思います。

　主宰の村上さんは、「私達の教室ならではの作品たちが展示されています。丹波市でも展示を行いましたが、旧来住家住宅では西脇教室生の作品を多めに展示しておりますので、ぜひ一度お越しください」とおっしゃっていました。

（P）

2015年05月12日

第３回藤井千誠　植物画作品展

期間：5月2日(土)～14日(木)

2013年から数えて3回目になる藤井千誠さんの植物画展が、ゴールデンウィーク初日の2日から始まりました。

西脇市黒田庄町にお住まいの藤井さんが8年前にご近所で開かれていた植物画教室に通われて以来描き溜めてきた作品31点。今までに展示したものに加えて今回は新たに、蝶や蜂などという、昆虫と植物を描いた作品もお披露目されています。

植物と虫を描くきっかけになった作品がこちら。

西脇市日野町でオープンガーデンをされている方の、薔薇の素晴らしいお庭の中で、2種類のクレマチスと花を求めて飛んでくる蝶の姿がとても印象的だったことから完成したというこの作品。

蝶や蜂、昆虫が植物に絡むことで画面に新たな世界が広がってくるようで、眺めていると色んな物語が生まれそうです。

(晩夏)

蝶や花。どれも本物のようにリアルで、展示を見ているお客さんからは、「本物よりも綺麗！」と感嘆の声が漏れるほど。
ちなみに作品中の昆虫は、図鑑などで大きさを確かめて、実物大で制作しているそうでした。

こちらの作品。
白い花の控えめだけれど存在感のある表情、そして蝶が花の周りで踊る躍動感。ほんの一瞬を捉えたような配置のバランスにしばらく時間を忘れて見入ってしまいました。

近寄ってよく見ると、白い花びらが、白い画面の中でうっすらと立ち上がっているような立体感を生んでいます。
これは、水彩絵具のペインズグレイという色で、花びらの輪郭の外に薄く影を落とすように色を重ねているからで、白い紙に白い花を描くときによく使われる技法のようです。
白い花の慎ましい色合いを損なわない抑えられた色調にハッとさせられます。

机の上に置かれた、来場者への千誠さんの丁寧な挨拶文と、スズメバチ(女王蜂)の作品。

一瞬本物のようでドキッとしますがこんなに大きいスズメバチはさすがに…と思っていたら、こちらも実物大なんですって。

訪れた日は神戸新聞に取り上げられた週の週末だったためか沢山のお客様がお見えになられていました。
　　
(かぶたっく)

2015年05月06日

来住邸でのクラシックコンサートに拍手喝采！

第6回を迎えたなちゅれアンサンブルの「こどもの日コンサート」
まさに「五月晴れ」といった爽やかな晴天で、
来住邸の庭のツツジもちょうど満開という中で開かれました。

なちゅれアンサンブルのメンバーは、
昨年よりさらに増えて総勢10人に。
厚みのある音の調和は、とても耳に心地が良いです。

去年までなかった新しい試みとして
デュオ演奏が取りいれられたのも新鮮でした。

（西山枝里さん・山崎江美子さん）

福本聖子さん（バイオリン）と寺田萌さん（チェロ）による演奏では
超難曲「パッサカリア」が披露されましたが
音楽家が思わず敬遠したくなるほどの複雑で繊細な楽曲に挑戦する
奏者の緊張感や情熱が、奏でられる音色から感じられて
どんどん引き込まれてしまいました。ブラボー！

（福本聖子さん・寺田萌さん）

そんな名難曲に対して、
上村佳之さんと白石雅也さんによるイケメン・ヴィオラ・デュオでは
なんと「銭形平次」と「暴れん坊将軍」の主題歌が飛び出しました。
ほんとにバラエティに富んだプログラムです。
楽しませる工夫が凝らされていて、うれしくなります。

（上村佳之さん・白石雅也さん）

白石雅也さんのご結婚報告もあり、会場はいつも以上に盛り上がりました。
おめでたい空気の中で演奏された「君といつまでも」には
会場から温かな拍手が惜しみなく贈られました。末永くお幸せに。

（「君といつまでも」語りはやはりこの人が担当！）

そして、今回から美人ソプラノ歌手がおひとり増えて２人に！
おなじみの宝木かおりさんと、新メンバーの瀬戸志織さんです。
もう、すばらしい歌声です！！！
そこに加えて、身振り手振りで歌の内容、情景を表現されるので
まるでミュージカルを観ているような気分になる時もあり
ワクワク・ウキウキ、楽しませていただきました。

Program
1.フィガロの結婚　序曲
2.モーツァルトの小品より - Vn Duo 西山枝里・山崎江美子
3.パッサカリア - 寺田萌・福本聖子
4.“こうもり”よりアデーレのアリア - 宝木かおり
5.春の歌 - 瀬戸志織
6.トルコ行進曲　歌Duo - 宝木かおり・瀬戸志織
7.ブランデンブルク協奏曲3番（弦楽四重奏版）
〈休憩〉
8.シンコペディッド・クロック
9.プリンクプランクプルンク
10.暴れん坊将軍 - Va Duo　上村佳之・白石雅也
11.君といつまでも
12.踊り明かそう
13.ビリーヴ
アンコール曲：花は咲く
以上

出演メンバー
Violin　西山枝里・山崎江美子・福本聖子・大庭璃奈
Viola　上村佳之・白石雅也
Cello　寺田萌・大里玄
Soprano　宝木かおり・瀬戸志織