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旧来住家住宅からのお知らせ

2014年09月19日

西脇北高校 ボランティア活動の写真展

期間:9月18日(木)〜9月30日(火)

今年の7月22日から同25日にかけて、
東日本大震災の現地ボランティア活動を行われた
兵庫県立西脇北高等学校(以下、北高)の活動報告写真展です。
今回は、今年の8月16日から同17日にかけて発生した丹波市豪雨災害の
現地ボランティア活動の報告写真も同時に展示されました。
写真パネル26点には、生徒の皆さんによる手書きの報告文が添えられています。
その内の一つを写真にてご紹介します。

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(高校生の真っ直ぐな目から見た素朴な感想が心にきます)

北高による東日本大震災の現地ボランティア活動は今年で4回目。
このボランティア活動に興味を持って入学される生徒さんもいらっしゃるそうで、
北高の皆さんの意識の高さが伺えます。
今回は初めて県内の高校(県立有馬高校、県立小野工業高校、尼崎市立琴ノ浦高校の3校)の
代表生徒6名も参加され、総勢59名で宮城県へ。(道中13時間!)

今回の活動は、
@「仮設住宅の方々との交流」
A「まちかど花いっぱい運動」
B「漁業交流」
の3つの軸を中心に行われたそう。

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@仮設住宅の方々と交流(写真は渡波(わたのは)第2仮設住宅の方々と)

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(生徒の皆さんが書道の時間に作成された思い思いのメッセージ入りうちわが
仮設住宅の方々にプレゼントされました)

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Aまちかど花いっぱい運動の様子
(宮城県水産高校敷地内とJR渡波駅前にマリーゴールド1,000セットを植栽)

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(3.11を忘れず、いつまでも心のなかで繋がり続けていく思いを込めて…)
花は全て北高の温室で栽培されたそう。

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B漁業交流(漁師の方々と)

他にも、宮城県水産高校との交流や、女川(おながわ)町の震災遺構の見学など、
4日間を通して様々な活動が行われました。
北高の先生の話では、被災地でボランティアを“させていただく”という気持ちから、
現地の方がボランティアの受け入れ疲れをしないよう、特に配慮しているとのこと。
今回で4回目ということもあり、生徒が自ら仕事を探す積極性や与えられた仕事を
丁寧にキチンとこなすことが日常生活でも浸透しているとおっしゃっていました。


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また、8月16日から8月17日にかけて発生した丹波市豪雨水害の
現地ボランティア活動の様子が報告写真にまとめられています。

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8月20日から9月14日の毎週末、4回にかけて
現地で一番キツいエキスパート部門の仕事をこなされたそう。
写真を見ると、土砂崩れがあったまさにその場所での作業や、
民家に流れ込んだ泥の除去や土のう組みの作業など、
まさに第一線で大きく貢献しておられるのがわかります。

北高の先生は、「本校が発信源となり、広くボランティアの輪を広げていきたい」と
力強く語っておられました。生徒さんからは8月20日に発生した広島県土砂災害への
現地ボランティア活動の声も上がっているようで、意識の高さに今後ますます目が離せません。

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なお、ギャラリーでは、より詳細にまとめられた報告書をご自由にお持ち帰りいただけます。
また、近日中に活動DVDの放映も予定しております。
9月30日までの展示ですのでぜひ一度お越しください。

(P)

2014年09月05日

小林明美/えんぴつ画似顔絵展・増田節子/陶芸展

期間:9月3日(水)〜15日(月)

旧来住邸での展示は今回で5回目になる小林明美(えんぴつ画似顔絵展)さんと、増田節子さん(陶芸展)のコラボ展示に伺ってきました。

母屋のギャラリーで小林明美さんの鉛筆似顔絵が、奥の蔵のギャラリーでは増田節子さんの陶芸作品がズラリ。
まずは母屋ギャラリーの小林さんの鉛筆画から。

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似顔絵のモデルのお孫さん!
やっぱり似てる〜!!

可愛い笑顔で展示初日はお客様の案内もいっぱい手伝ってくれました。

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10年前に生死のさまよった経験から自分の生きた証を残したいとの思いから始めたえんぴつ画似顔絵ももう6年目。前回は去年の展示より新たに描いた似顔絵や、以前書いたものを今回のために加筆したものなど合わせて75点もの展示となりました。

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そして奥に続く蔵では、増田さんの陶芸作品の展示。

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ダンゴムシのようにも見えるような…ギリシャの古代建築物にも見えるような、心象風景を捉えた不思議で面白い作品。
この上の部分を作るために土を薄くのばし、紙をちぎるような要領でビリビリと裂いて土肌の表情を出しているのだとか。
土と向き合って新しい技法を試行錯誤されているのが伝わります。

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こちらは増田さんが多可町加美区箸荷に移住されてからの作品展となり、花器だけでも18種、食器で25種ほどもあり100点以上の陶芸作品が並びました。

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中にはこんな面白い作品も。

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なんとなく、播州織の帆布バッグの素材にも似ているような…


小林さんと増田さんは去年からコラボで作品展をされるようになり、今回は場所を分けての展示でしたがえんぴつの濃淡と陶器作品の陰影とに、イメージが通じ合う部分もあるように感じられました。

作品を通してお二人の人柄も響き合っているような、心地よい交流も楽しい展示会です。

(かぶたっく)

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