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2014年05月27日
グループ遥 書展
旧来住邸母屋の北側と蔵のギャラリーで5月17日(土)〜30日(金)の期間中開催されている、グループ遥(はるか)書展を見に行ってきました。
来住邸では四年ぶりの展示となったグループ遥の書展。メンバー10名による個性あふれる作品が展示されています。
入ってまず目に入ってくるのが、大きく「遥」と書かれた看板!
美しい書ってパッと見ただけでも気持ちがいいものですね。
メンバーの思い思いの作品がズラリと並びます。中には中高生の作品も。
かな文字と漢字との対比も楽しめますね♪
こちらは平安時代末期〜鎌倉時代初期に活躍した歌人、西行法師の歌。
「待つ人の心を知らばほととぎすたのもしくてや夜をあかさまし
花ときくは誰もさこそはうれしけれ思ひしづめぬわが心かな」
昔の歌人も恋に燃えてますね!
筆の強弱や運びなんかもすごく細かい!
思わずまじまじと鑑賞してしまいました。
来住邸ギャラリーの一番奥に展示されているのは
日本書芸院名誉顧問、日展参事、香瓔(こうよう)会主宰の榎倉香邨(えのくらこうそん)先生の作品。
かな書道家の大先生が昔は西脇で教師をされていたというから驚き!
グループ遥のメンバーにも教え子がいらっしゃると聞き、先生の素晴らしいところを紹介しきれないほど聞いちゃいました(^^ゞ
蔵のギャラリーにも楽しい作品がいっぱいあったので一部をご紹介。
数ある作品の中でも目を引くのが吉田兼好の徒然草 第十九段より「折節の移り変わるこそ」がダイナミックに書かれたもの。作品全体を見ても、一文字一文字を見てもどちらも面白いなと素人ながら思いました。
こうして団扇に一言添えてあるだけで涼しさが増すように感じられるのが凄いですね(^O^)
身近なものに書がプラスされるだけで愛着が湧いてきます。
最後は小倉百人一首の歌が書かれた作品。
学校で習って知っている歌も多数あり、親子やお孫さんと一緒に鑑賞しても楽しそう☆
日頃パソコンや携帯電話での文字ばかり見ている私ですが、こうしてじっくりとかな書道を鑑賞していると、繊細な筆運び、しなやかな書体で心の中がスーッと癒され、とっても優しい気持ちになれました。
旧来住邸の穏やかな雰囲気の中でじっくりと鑑賞ができるのはやっぱり格別ですね。
5月30日(金)までの展示ですので、ちょっと涼みがてら、かな書道に癒やされてみませんか♪
(P)
2014年05月08日
書家 ごとうみのる展「意外とすごいらしい。」
晴れ渡った五月の初頭、旧来住邸母屋のギャラリーと、奥に続く蔵のギャラリーで、
書家 ごとうみのる展「意外とすごいらしい。」&NPOみなみ会作品展
の、遊び心あふれる書の展示にお邪魔してきました。
この展示は5月2日〜15日の期間開催されています。
2013年、TBS系列番組 もてもてナインティナイン のお見合い大作戦!多可の花嫁編に出演されてから、そのユニークで人懐こい笑顔が大人気!一躍時の人となり、地元でもひっぱりだこになりました。
元々インスピレーションでその人に合った言葉を綴っていく路上詩人として日本のみなら海外でも活動されていましたが、今回の展示ではそのパフォーマンス性だけでなく、書を通した想いや筆先が織りなす柔らかい曲線、体温を感じさせるほどの勢いある書体まで堪能できるのではないかと思います。
ごとうさんはNPO法人みなみ会「遊書講座」で講師もされていて、奥の蔵の一階ではみなみ会の皆さんの作品の一部も展示されていました。
そして2階では再びごとうさんの展示。
真ん中のTシャツは一見、笑、と書いてあるように見えますが…
よーく見ると、『大丈夫』の文字。
毎日字を書いていたら、時々何が美しい字なのか、わからなくなることはありませんか?と問いかけると
「毎日ずっと書き続けていると、突然字が変わる瞬間があるねん」
との答え。
美しい字や、きれいな字だけを良しとせず、
あくまで自分らしい字にこだわり、その時の気持ちを忠実に切り取ろうとする姿勢は、現代に生きる侍のよう。
でも、書かれた書には、お地蔵さんのような、ほっこりとさせる雰囲気もあり、本当に不思議な存在感です。
ゴールデンウィークの5月6日(祝日)には、書の書下ろしの実演もありました。
次回は11日(日)にも午後2時からされるとのことなので、是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
(かぶたっく)
2014年05月06日
満員御礼!なちゅれコンサート
2014年5月5日
来住邸のこどもの日といえば、
おなじみ「なちゅれ」の気軽に楽しめるクラシックコンサート。
国登録有形文化財のお屋敷で、
畳の上に座って、または庭の床几に腰掛けて、
クラシック音楽に耳を傾けるひととき。。。
この日は、朝に降った雨があがるとひんやりした風がそよいで、
ゴールデンウィークというのに肌寒い一日でした。
それでもご来場のお客さんは約130人。
座敷はぎゅーぎゅー詰め状態になりました…(その方があったかかったかも?)
ノースリーブのドレス姿で登場された奏者のみなさんは
そんな寒さを感じさせない美しさ、そして優雅な演奏でございましたが、
後から聞くと、実は指の感覚が遠のくくらい寒かったそうです。
えっ、そうだったの・・・さすがはプロですなぁ。
なちゅれは、もうご存知ですが、
リーダーの西山枝里さんを筆頭に、
メンバー全員が天然キャラと自称する・・・愉快な音楽グループです。
毎回、参加する音楽家の数が増えたり減ったりするのですが、
今年は6人によるアンサンブル。
いつもはリーダーである西山さんの軽快なトークが炸裂するのですが
今回はメンバー全員が順番にMCを担当、
のびのびトークでしっかり笑いもとっておられましたよ。
いや〜、さすがです。
西脇市民なら誰もが?知っているお肉屋さんの娘さんで
しかし肉より魚が好きという、バイオリニストの西山枝里さん。
それなら肉は私が担当しましょう、と名乗りを上げるのは、
リーダーん家のお肉のファンというヴィオラの上村佳之さん。
その横で、おいしそうにみそ汁をすすっている(と思われる)
バイオリニストの福本聖子さんは、読書がご趣味とか。
同じく読書好き(漫画が多め)の白石雅也さんは、
カレーライスが大好物だそう。
メンバー唯一のチェロ奏者は、料理が趣味の寺田萌さん。
パスタ、パエリア、なぜかおでんも得意だそうだ。
その美声にファン多数、ソプラノの宝木かおりさんは生ハムが好物。
趣味でバイオリンを弾かれるとのことで、多才ですね〜。
第一部はモーツァルトやチャイコフスキーなどのクラシック音楽。
しっとりと聴かせてくれます。
ゲストコーナーでは、「子どもの日」らしく、小学生のバイオリニストが登場。
西山さんのバイオリン教室に通う、
紫藤帆南さん(小5)と岡井愛華音さん(小5)の競演です。
第二部は一転、「どこまでおもしろいことできるか?!」に挑戦するメンバー達の
関西魂?がいかんなく発揮されました。
特に、演歌ヒットパレードは、クラシックコンサートでは異色の選曲。
津軽海峡冬景色や天城越え……と、石川さゆりファンはもとより、演歌ファンは大喜びでした。
アンコールでは「花は咲く」を演奏。
会場には歌を口ずさむ方もいらして、
ほんわか一体となった雰囲気でコンサートは幕を閉じました。
会場セッティング、受付、駐車場の交通整理、片付けなどは
西脇北高校のボランティアメンバーが協力してくれました。
ありがとうございました〜。
(は)
追伸:なちゅれアンサンブルが秋にもやってくる!
こちらもぜひ。
2014年11月2日(日)14時開演 アピカホールにて。
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来住邸を彩る初夏の花
来住邸の前庭を覆うシバザクラが、花から緑へと、
徐々に移り変わってきましたが、
敷地内には様々な花がバトンタッチするように次々と咲きます。
門を入ったところのヒメウツギ。
年々勢力を広げ、今年も白く清楚な花を鈴なりに咲かせています。
庭門を入ると、丸く刈り込まれたツツジに
ピンクや白の花が咲いています。
いくつかの品種が植わっているようで、
少しずつ時期をずらして咲いていきます。
盆栽を置く台も完成しましたので、また後日ご紹介しますね。
ぜひ庭の花木を眺めにいらしてください。
鯉のぼりも泳いでおります。
(は)
にっしー、第35回頼政祭へ!
2014年4月29日(祝)
にっしーは今年も長明寺(高松町)の頼政祭へ。
時折、小雨がピリピリと降ったり止んだりしていましたが
(ほかの町では、小雨がピリピリ降るって言わないそうですね。
ピリピリでしか表現できない雨の降り方、あるんだけどなぁ〜)
無事に行事が行われました。
毎年、楽しみにしているのが、兵庫教育大学弓道部のみなさんによる礼射です。
頼政役をはじめとする5人が、時代衣裳や弓道着姿で一人ずつ前へ出て、
28メートル先に設置されたヌエの形をした的をめがけて矢を2本ずつ射るのです。
今年は小雨の中、道具や衣裳が濡れてはいけないと
竹などの棒にビニールシートをくくりつけた即席の屋根が急遽用意されました。
屋根を支えるのは、この日、ボランティアで参加されていた
西脇北高校の学生さんたち。ほんとに大活躍ですね。
そんななか、定位置に着くと息を整え、的に集中していく弓道部メンバー。
その息づかいを感じてか、北高ボランティアも息を殺して真剣な面持ちです。
見事、的に矢が当たり、境内は歓声に包まれました。
吟道清峰流猶興吟詠会総本部による頼政祭奉納吟剣詩舞
かっこいい剣舞に、にっしー&はばタンも釘付けです。
頼政公は歌人としても知られています。
第三十五回源三位頼政公奉賛献詠短歌大会の入選歌も詠み上げられました。
籠もり居の日日を抜け来て自がために蕗ひと把の春を購う
(特選第一席:加西市 岡田笑子さん)
兵庫教育大学のチーム鬼灯によるヨサコイ
息もぴったりの躍動感ある踊りに、にっしーも思わず踊り出しそうに…!
加東市観光協会のみなさんによる「でんのすけうどん」のふるまい。
「200杯用意していましたが、足りなかったなぁ〜」と職員の方。
つるつるしたのどごしが特徴の米粉うどんで、来場者に好評でしたよ。
高松町のみなさんによる、おにぎりとぜんざいのふるまいも大好評。
ぜんざい約400杯、おにぎり約500食が用意されました。
ぜんざいをおいしそうにほおばっているのは、弓道部メンバー。
無事に礼射を終えた後のぜんざいは、きっと格別でしょう。おつかれさまでした〜!
(は)
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